中国市場における韓国製品「中国製品より価格高く、日本製品より質悪い」―韓国研究機関報告書

中国メディアの環球時報は28日、中国市場における韓国製品について「中国製品より価格が高く、日本製品より質が悪い」とする記事を掲載した。

中国メディアの環球時報は28日、中国市場における韓国製品について「中国製品より価格が高く、日本製品より質が悪い」とする記事を掲載した。

韓国メディアのetodayの報道として伝えたところによると、韓国貿易協会の国際貿易通商研究院は28日、「中国市場で韓国製品が中国・日本などのライバル国より比較優位を持つために品質・価格面での競争力を強化しなければならない」とする内容を盛り込んだ報告書を発表した。

報告書「中国バイヤーが見た韓国消費製品競争力と示唆」は、韓国製品を輸入する中国の北京や上海、重慶などのバイヤー276人を対象に実施した調査結果をまとめたもの。報告書によると、中国市場で韓国製品の主要なライバル国・地域は中国と日本で、米国と東南アジアが続く。

韓国製品と中国製品の比較では、51.1%が「価格」競争力が不足していると回答した。日本製品との比較では、26.5%が「品質」競争力が不足していると回答した。

また、コロナ後の中国市場で韓国製品の人気が下落したと回答した割合は44.2%に上った。主な下落要因としては「中国製品で代替可能」「(韓国)製品の競争力不足」「不合理な価格」などが挙がった。

韓国貿易協会のチョン・ボヒ首席研究員は「中国の消費市場で(ミレニアル世代とZ世代を組み合わせた造語の)MZ世代が急速に台頭し、品質と価格を慎重に比較して購入する理性消費トレンドが出現している」とし、「品質・価格面での競争力確保が鍵だ」との認識を示した。(翻訳・編集/柳川)

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