「極めて不誠実、敵であるかのように…」軋轢はもはや亀裂レベルか…堀井学議員と自民党苫小牧支部

3つの衆議院補欠選挙で自民党が不戦敗も含めて全敗しました。こうしたなか、裏金問題で党から処分を受けた堀井学議員について、地元で反発の動きが出ています。

「私どもは堀井支部長の対応に心底怒りを覚え、これ以上選挙区支部長として認めるわけにはいかないという結論に達した」

これは、25日、堀井議員の地元である北海道胆振・日高地区の自民党支部長宛てに郵送された文書の内容です。まとめたのは、苫小牧支部です。

苫小牧支部は先月、堀井議員が事務所を閉鎖したことや「支持者回りをしない」ことなどについて意見書を提出し回答を求めていました。これについて堀井議員は、6日に苫小牧市内で開かれた会合で、「回答したらそれがマスコミに報道され、一人歩きして自分が不利になるので回答しない」と話したということです。この対応に苫小牧支部は猛反発しています。

「党の同志に対する話としては不適切であり、極めて不誠実。私どもを敵であるかのように話した」

大票田である苫小牧市の支部から突き放された形の堀井議員。関係者は「ほかの支部と苫小牧では温度差がある」と話すものの、堀井議員への逆風は続いています。

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