新たな交通映像演出も プレオープンは抽選で230人 5月1日リニューアル 札幌市交通資料館

およそ6年半にわたって休館していた札幌市交通資料館がリニューアルオープンします。リニューアルのテーマは「見て触って楽しめる」場所です。

黒澤圭介記者)

「長らく休館となっていた交通資料館。リニューアルされて生まれ変わるんです」

地下鉄南北線の自衛隊前駅に隣接する札幌市交通資料館。2017年9月から休館していましたが、5月1日に屋内展示場が全面リニューアルオープンします。

27日にプレオープンのイベントが開かれ抽選で選ばれたおよそ230人が、一足早く館内を訪れました。

訪れた人)

「動かすところが本物そっくりで、仕組みがわかったような気がした」

「見て触って楽しめる」施設に生まれ変わった館内の注目の展示は…。

黒澤圭介記者)

「入り口、早速フォトスポットになってまして、運転手になりきって写真も取れます」

入口にはフォトスポットの他にも、大正時代から続く札幌の交通史を辿る年表や、地下鉄の模型などが展示されています。奥に進むと…資料館の中心に現れたのは札幌初の路面電車木製22号車です。

黒澤圭介記者)

「木製22号車の中に入ってみます。中に入ると、窓にプロジェクションマッピングが映し出されています」

休館中は愛知県の「博物館明治村」に展示保管されていましたが、新たな映像演出と共に復活しました。

体験型の施設はまだまだあります。

黒澤圭介記者)

「おと図鑑とあります。沢山の駅名のボタンがあります、押してみます」

アナウンス)

「ホーム中央の連絡通路をご利用願います」

「おと図鑑」は、駅名のボタンを押すと様々なアナウンスが流れるもので、普段聞くことができない地下鉄の検査音なども聞くことができます。

そして一番奥にあるのは、「札幌地下鉄ライド」。実際に使われている運転レバーを使い大通駅のジオラマで鉄道模型を走らせることができるんです。

模型についたカメラの映像も迫力満点!

館長は意気込みをこう話しています。

「1回じゃなく、2回も3回も来てもらう施設にしたい、触りながら、楽しめる、そして音とか。そんなものをつくりあげていきたい」

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