中国のミニカー工場の秘密を見た―米メディア

26日、環球網は、中国で電動自転車やバイク、電動オート三輪などの車両や部品を製造する企業を米メディア関係者が訪れ、イメージとの相違に驚きを覚えたとする記事を掲載した。

2024年4月26日、環球網は、中国で電動自転車やバイク、電動オート三輪などの車両や部品を製造する企業を米メディア関係者が訪れ、イメージとの相違に驚きを覚えたとする記事を掲載した。

記事は、米国の電気自動車関連メディアelectrekが24日に発表した文章を引用。文章では作者が複数の中国企業の工場を見学したことが記されている。

まず、世界に八つの研究基地を持ち、年間生産台数1600万台で世界上位の市場シェアを持つ電動自転車・バイクの大手メーカー、雅迪の安徽省にある工場を紹介。敷地には大規模な建築群があり、十数カ所の巨大工場の間にはかなり環境の良いサッカーコートが設けられており、従業員の休憩に供されているとしたほか、組み立てラインの空調制御や従業員向け図書館、工場内に流れる従業員リクエストの音楽などを挙げ、「ここでは単に生産だけに注目するのではなく、従業員が快適に仕事できる環境づくりが非常に重んじられている」と評し、西洋人が持つ「中国の工場」とは全く異なる現実があったと伝えた。

さらに、従業員への配慮が十分に行き届いた作業環境と同様に深い印象を覚えたこととして、製造プロセスが自動化されており、人間の指揮の下でロボットが大部分の作業を完了させていたと紹介した。

また、米国の大手自転車メーカーがモーターやコントローラー、ディスプレーなどの部品を調達する安乃達駆動技術や、中型電動バイクメーカーの摩獣出行、世界の電動自転車大手メーカーが部品を調達する部品メーカーの南京溧水電子研究所、アジアで人気の高い電動オート三輪メーカーの五征集団、電動アシスト自転車部品メーカーの麦思などの工場を見学し、優れた生産環境のほかに設計、研究開発といった能力の高さにも感銘を覚えたことを伝えた。(翻訳・編集/川尻)

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