GW前半戦 うどんにガンダムに備前焼 「待った甲斐があった」 にぎわう岡山・香川各地の表情

ゴールデンウィーク真っただ中、岡山・香川の観光地や飲食店では連日、多くの家族連れで賑わっています。

「大2つと、小になります。次の方どうぞ」

ひっきりなしの注文で大忙しの厨房。うどん店の外はというと…

(杉澤眞優キャスター)
「本来は駐車場である場所に大行列が出来ています。先頭までもまだかなり距離があります」

(島根県から訪れた人)
「覚悟はしてきましたけど、ここまでではないと思っていました」

きょう(29日)、昼前から大行列が出来ていたのは香川県・綾川町の山越うどんです。県の内外から家族連れらが詰めかけ、1時間半待ちになっていました。

(愛知県から訪れた人)
「愛知県の春日井市から。ここがおいしいと言われたので食べようと思って」

(広島県から訪れた人)
「お腹すいている。早く食べたい」

(島根県から訪れた人)
「うどん食べる人!はい」

円安の影響もあり国内旅行を選ぶ人も多いという今年のゴールデンウィーク。店では普段の2倍ほどにあたる約2300玉を用意し、手際よく提供していました。

(三重県から訪れた人)
「めっちゃうまいです。待った甲斐があった」

(兵庫県から訪れた人)
「うどんがもちもちする」

一方、きのう(28日)津山市では…

(ガンダムの登場体験をした子ども)
「思ったより完成度すごい」

道の駅・久米の里でシンボルとなっている高さ7メートルのガンダムに搭乗できるイベントが行われました。

きのう(28日)は全国的に夏日となり、岡山・香川の気温も多くの地点で今年最高を記録。汗ばむ陽気の中、年に1度だけの搭乗体験を子どもたちが楽しんでいました。

(ガンダムの登場体験をした人)「楽しかった」

「ずっと乗りたかったと言っていたので、夢が叶ってよかった」

奈義町では地域に伝わる歌舞伎の上演も。

「キツネでございます」

岡山県の重要無形民俗文化財に指定されている横仙歌舞伎です。江戸時代に農村の娯楽として始まったもので、きょう(29日)は地域住民で作る2つの歌舞伎座がオリジナル作品などを熱演しました。

(大阪から訪れた人)
「芝居のうまさに感心しました」

(兵庫から訪れた人)
「みんなが培ってきた思いや考えがこういう部分で生きているのが、すばらしいと思う」

また普段は秋に開かれる「備前焼まつり」もこの時季に初めて開催されました。

備前焼きの魅力をPRしようと備前市が開いたもので、地元の作家が出した皿や花器などが市価より2割ほど安く販売されました。

(訪れた人)
「焼物がすごく好きなので、ちょっとお得に買えたらいいなと思って来ました」

(ろくろを体験した小学5年生)
「4年生の社会で勉強したんでやりたいなと思って。いい経験になったと思います」

各地で様々なイベントが開かれたゴールデンウィーク前半戦。たくさんの楽しい思い出が生まれたようです。

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