還暦を迎えた夫婦が「鎧着初めの儀」 鎧や兜の重さを感じ第二の人生へ思い新たに

還暦を迎えた男性が第二の人生の門出を祝う儀式が、福岡市の神社で行われました。

「今からが本当の人生の始まり」

29日午前、福岡市西区の飯盛神社では、男性が還暦を迎えた3組の夫婦が参加し、「鎧着初め(よろいきぞめ)の儀」が行われました。

「かかれー!!」

もともと鎧着初め式は、武家の男子の元服を祝い、初めて鎧を着用する儀式ですが、飯盛神社では、還暦の節目を「第二の人生の出陣」ととらえ、毎年昭和の日に実施しています。

参加した太田雅二さん
「重いというのが率直な感想だけど、よく60歳まで無事に来れたなという思いでいっぱいです。」

妻 太田圭子さん
「素敵ですね。よく似合ってると思います。」

参加した山本龍也さん
「今までは仕事第一という感じで家族を顧みることも少なかったんですけど、家族第一で、年金もたくさんもらって頑張っていこうと思います。」

飯盛神社 牛尾秀司 宮司
「今からが本当の人生の始まりだそういう気持ちをもってほしい」

昭和、平成、令和と、駆け抜けてきた参加者たち。

本物の鎧や兜、刀などの重さを感じながら、第二の人生への思いを新たにしていました。

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