アジア人最多の本塁打記録を持つ韓国・秋信守が大谷翔平に「記録というのはいつか破られるものだ」

秋信守

ドジャース大谷翔平(29)がMLB通算176本塁打を放って松井秀喜氏の日本人最多を更新し、次は2年連続本塁打王に向けて期待が高まるばかりだが、韓国メディアは「大谷の次なる目標はアジア最多本塁打の記録を持つ秋信守だ」としきりに強調している。

秋信守(チュ・シンス=41)はマリナーズ、インディアンスなど16年間でMLB通算218本塁打をマーク。これがアジア人最多とされ、現在もSSGランダースで現役を続ける〝生きた伝説〟だ。その秋信守も近い将来、大谷に抜かれることを覚悟しているという。韓国メディア「エクスポートニュース」によると、当の秋信守は「記録というのはいつか破られるものだ。私は大谷がメジャーに来た時に、私の記録を破るだろうと思った。あまりにも才能が優れている」と直感していたとし「そのような選手が私の記録を更新する部分については本当に1つも関心がない」と記録へのこだわりはないという。

秋信守は2020年シーズンを終えて韓国に帰国したが、MLBに残留することもできた。同メディアは「彼はさらに2~3年、アメリカでプレーしていれば大リーグだけで通算2000安打、250本塁打以上も狙える可能性があった。しかし、コロナ禍もあって韓国で生活することを決意したという。大谷がアジア人最多を意識しているかはともかく、その先にそびえる偉大な「壁」ということか。

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