『カタクリ娘(コ)伝説』ラストライブでも〝事故〟 波澄あいる「右足がガバガバでした」

ラストライブを行った「カタクリ娘(コ)伝説」の(左から)波澄あいる、田中玲衣奈、野﨑ゆりか、大神彩

アイドルグループ「カタクリ娘(コ)伝説」が28日、東京・秋葉原のP.A.R.M.Sでラストライブを開催し、活動を終了した。

会場は〝別れ〟を惜しむかのようにファンで埋め尽くされた。オープニングムービーが終わるとリーダーの大神彩、野﨑ゆりか、田中玲衣奈、波澄あいるの4人は笑顔で登場。ライブはグループの歴史を表現するかのように、スリジエ曲、カタクリのオリジナル曲を交えて構成。最後までしんみり感はなく、ファンも熱気あふれるコールで会場を熱くした。

途中のMCでは元スリジエメンバーらのいる「メノニューイヤー」が登場し、メンバーにカタクリの鉢植えをプレゼント。また、4人それぞれが手紙を読む形式で、ファンや関係者に感謝の気持ちを伝えた。

ライブを終えた田中が「この7年間、すべて楽しかったという気持ちで終えることができた」と言えば、波澄も「悔いなく終われて、みんなも幸せな気持ちでいれたらいいなと思います」と満足げな表情を見せた。

活動を振り返り、数々の伝説があったという。登場曲が止まってやり直したり、音響がダウンしアカペラでしのいだこともあった。この日は波澄のシューズのソールが1曲目から剥がれ、ほとんど踊れなくなりテープで応急処置を施した。「右足がガバガバでした。養生テープが目立たない色でよかった」(波澄)

ゴールデンウイークの頭に活動を終了した。メンバーの予定を聞くと、波澄は「服飾生なので布を買いにいったり、おばあちゃんの家に行きます」、野﨑は「母がやっているお店でバイトしようと思う」、田中と大神は家族での旅行が決まっていると目を輝かせた。

次のステージの方向性について、大神は「自分がワクワクすることを探して、仕事につなげていきたい」、波澄は「高校ラストの年を頑張り、学業に専念」、田中は「何も決まっていない状態。1か月くらいはゆっくりして、その後は一人で頑張ろうと思う」、野﨑は「自分の好きなことに貪欲に生きていきたい」、大神は「自分がワクワクすることを探して仕事につなげていきたい」と話した。

全てを終えたリーダー・大神は「たくさんのファンが来てくださり、メノニューイヤー、仮面女子さんも見届けに来てくれ、うれしかった。私的には最後といういう気持ちを込めてライブができたと思うので、満足しているし楽しかったです」とコメント。メンバー全員が「ファンの幸せを願っています」と声をそろえた。

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