道路を鉄道車両が走る!沿道に5万人!キャスターがリポート・下松

ゴールデンウィーク最初の3連休初日の27日。

下松市の道路を鉄道車両が走るイベントに行ってきました。

(高橋 良キャスター)

「鉄道のまち下松駅です。到着した列車からたくさんの人が降りてきました。こちらは駅前ロータリーなんですが、車両の輸送の到着、まだ1時間以上あるんですが、多くの方がカメラを片手に場所取りをしています」

(観客は)

「名古屋です」

「街の中を走るのがすごいなと」

「すごい楽しみです!」

5年ぶり3回目となる道路を走る鉄道車両見学プロジェクト。

「ものづくりのまちくだまつ」を全国に発信したいと、下松商工会議所や市などで構成される実行委員会が行っています。

車両を製造した日立製作所笠戸事業所をスタート。

JR下松駅までを往復するおよそ3.3kmのコースです。

今回は初めて台湾全土で走る都市間特急の先頭車両です。

この車両は3年前から出荷が始まり、台湾で特急列車として活躍しています。

ことしで予定の600両の製造が終わることもあって、感謝の気持ちを込めて披露となりました。

(高橋 良キャスター)

「大型連休初日。下松駅前交差点は2重3重の人だかりです。

けん引する大型車両の後ろ、台湾向け特急車両EMU3000、その先頭車両がやってきました。

正面から見るとこの表情。この顔です。

近くでみるとやはり鉄道車両というのはこんなに大きいんですね」

先頭車両は長さ21.7m、幅が2.91m、重さは27.3トン。

トレーラーを含めるとおよそ32mにもなります。

鉄道車両の陸上輸送は、通行量の少ない深夜に行われることがほとんどなので、昼間にこの距離で見られることは非常に珍しいんです。

このイベントに訪れた観客はおよそ5万人!

家族連れも多く、沿道ではこどもたちも笑顔で見つめていました。

(観客は)

「前回は子どもが小さかったので来られなかった。

だから絶対今日は来ようと」

「かっこよかったです」

「すごい迫力で来てよかった」

「おもしろい」

(高橋 良キャスター)

「今回のイベントに合わせて飲食ブースもあります。

こちらにはドクターイエローのふわふわドーム。子供たちに大人気。

さらにこちらはものづくりのまちくだまつということで、各企業のものづくり体験ブースがあります。こちらもごった返しています」

(実行委員会・弘中 善昭 委員長)

「下松でしかできないイベントです。

5万人ということで本当に沿道にたくさんの方々がいて、子供たちの数が非常に多かったのがうれしく思う」

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