「もっと結果を残さないと呼んでもらえない」ソフトバンクにFA移籍して2年目、32歳捕手が2軍で続ける試行錯誤

ソフトバンク・嶺井

◆ウエスタン・リーグ ソフトバンク―広島(29日、タマスタ筑後)=雨天中止

ソフトバンクの嶺井博希捕手(32)が打撃向上に取り組んでいる。この日は室内で、吉本2軍打撃コーチと議論しながらバットを振った。「先日、動作解析をしてもらったので、それに基づいた話をした」と嶺井はうなずいた。

DeNAから国内フリーエージェント(FA)を行使し、ソフトバンクに移籍した昨季は1軍で44試合に出場し、打率2割6厘。今季はまだ1軍出場はなく、2軍で汗を流している。

27日のウエスタン・阪神戦(タマスタ筑後)では、同点で迎えた7回2死満塁、代打で登場。逆転となる2点適時中前打を放った。「みんながいい流れでつないでくれた。いいところに転がってくれた」と振り返る。

ここまでウエスタンでは18試合に出場して打率2割5分6厘。「もっと結果を残さないと(1軍へ)呼んでもらえない」と強調。「試合に出してもらえるところで、しっかり結果を残すことが仕事。毎打席ヒットを打てるように」と意気込む。捕手や指名打者、途中出場…。さまざまな形で試合に入ることが多い中、常に結果を求めてベテランが筑後で体をいじめている。

(浜口妙華)

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