警察の満足度アンケートで見つかった衝撃のシステム、中国ネットは総ツッコミ

26日、澎湃新聞は、安徽省蚌埠市の警察当局によるショートメッセージの満足度調査で、「不満」を選択すると送信できない現象が起きているという市民からの情報を報じた。

2024年4月26日、澎湃新聞は、安徽省蚌埠市の警察当局によるショートメッセージの満足度調査で、「不満」を選択すると送信できない現象が起きているという市民からの情報を報じた。

同メディアは、同市公安局が運営する「民意ホットライン」について同市の市民が25日、公安局からの満足度に関するアンケート調査への回答を求めるショートメッセージを受診し、回答しようとしたところ「不満足」を選択すると何度やっても送信できなかったと紹介したことを伝えた。

記事に付された動画には、実際にアンケートに回答する様子が映っており、「通報後の警察官の対応について評価してください。満足の場合は1、基本的に満足の場合は2、不満足の場合は3を返信してください。返信しなかった場合は満足とみなします」とショートメッセージに対し、「不満足」を表す「3」を入力して返信しようとすると何度やっても「発送失敗」と表示され送信できない状況が見て取れる。

不具合に気づいた市民男性は、「不満足」の回答を発信できないようにシステムがブロックしているのではないかと疑っているという。これに対して同市公安局の民意ホットラインは「おそらくネットワークの故障だろう」とコメントしたという。

この件について、中国のネットユーザーは「ネットワークの故障ってすごいんだな、満足と不満足の識別ができるんだから」「選択肢を『満足、とても満足、かなり満足、非常に満足』に変えればネットワーク障害は起こらないかも」「回答しなかったら『満足』とみなすってのもすごい」「あなたに当局を評価する権利はありません」「ネットワークの故障が解消したら改めて『不満足』で送信してやれ」「こんなアンケートにいったい何の意味があるのか」といった感想が寄せられた。(翻訳・編集/川尻)

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