俳優の井浦新さんが4月29日、Instagramを更新。出演しているNHK大河ドラマ『光る君へ』の第17回「うつろい」の劇中カットを投稿し、演技に込めた想いについて明かしました。
藤原道長の兄で関白の藤原道隆を演じた井浦さん。「古典文学や資料や逸話などにのこる道隆像には描いていない人間くさい藤原道隆を【光る君へ】の世界では挑戦しました」と切り出し、計4枚の写真を投稿しています。
続けて「道隆の溺れた様はどの時代にも通じること 他山の石と捉えていただけたら幸いです」と呼びかけました。
※以下ネタバレが含まれます。
道隆と貴子の膝枕ショット♡
投稿された1枚目の写真は、長男の伊周(三浦翔平さん)と次男の隆家(竜星涼さん)と晩酌するシーン。
道隆は、板谷由夏さん演じる妻の高階貴子に膝枕をしてもらっています。劇中で「子どもたちの前でございますわよ」と嗜めた貴子は、笑顔で道隆を見つめています。
後日、道隆は一条天皇(塩野瑛久さん)の前で笛の演奏をしている最中に、咳き込み倒れ込んでしまいます。薬師からは飲水病(今でいう糖尿病)と診断されました。
井浦さんは、その後床に伏した道隆を貴子が看取るシーンの劇中カットを3枚投稿。貴子は道隆の手を両手でしっかりと握り、道隆の顔を切なそうに見つめています。
道隆は二人の馴れ初めについて話し始め、
「忘れじの ゆく末までは かたければ 今日をかぎりの いのちともがな」
という貴子の歌を口に出し「あの歌で貴子と決めた」と語りかけました。その後、道隆は43歳の生涯を終えました。
「最期まで仲睦まじくと板谷由夏さんと……」
道隆が劇中で亡くなったことを受けて、井浦さんは演技する際に意識したことを以下のように明かしています。
「史実との差異はあったとしても どちらにもしっかり描かれていることは 一夫多妻が普通にあった平安時代に 道隆は貴子さんひとりを愛し仲睦まじく過ごした姿です」
「道隆の人柄と貴子さんの偉大さふたりの関係が想像されます」
「最愛の貴子さんに看取られて最期まで仲睦まじくと 板谷由夏さんと祈りを込めて一緒にラストシーンを描きました」
最後には、「残された家族の行く末が心配でなりませんが 皆さんと一緒に見守っていきたいと思います 引き続き【光る君へ】をお楽しみください」とつづりました。
ファンからの反響は……?
印象的な最期を迎えた道隆、そして貴子との関係性にファンからはたくさんの反響が寄せられました。
💬「道隆様と貴子様は素敵な夫婦ですね🫶🏻」
💬「貴子さんから贈られた歌を詠んで、出会った頃を語り合うシーンは愛に溢れていて本当に素敵でした」
💬「来週から素敵なご夫婦が見られなくなるのが寂しいです……」
💬「貴子様との仲睦まじいお姿、最後まで心に残りました」
また、貴子演じた板谷さんも「旦那さまありがとうございました」と井浦さんの投稿にコメントしています。