インドネシアDFリドは後半39分にVAR介入で退場処分
U-23インドネシア代表は4月29日、パリ五輪アジア最終予選を兼ねたU-23アジアカップの準決勝でウズベキスタンと対戦。後半23分に先制点を許すと、同39分には退場者を出して一気に崩れ、0-2で敗れた。インドネシアメディアは、ゲームの流れを変えた退場を巡るプレーに言及している。
韓国人のシン・テヨン監督の下、ベスト8で韓国を破ったインドネシアと、サウジアラビアを破って勝ち上がってきたウズベキスタンがベスト4で対戦。インドネシアは0-0で迎えた後半16分、DFムハマド・フェラーリが先制ゴールを決めたが、ビデオ・アシスタント・レフェリー（VAR）が介入し、主審がオンフィールドレビューを行った結果、オフサイドがあったとして得点は取り消された。
後半23分、今度はウズベキスタンがFWクサイン・ノルチャエフのシュートでゴールネットを揺らして先制点を奪うと、流れは一気にウズベキスタンへ傾く。
後半39分にはインドネシアDFリスキ・リドがウズベキスタン10番のFWジャスルベク・ジャロリディノフへの危険なプレーで、VAR介入とオンフィールドレビューの結果、一発退場。直後の後半41分にウズベキスタンが相手のオウンゴールで追加点を奪い、イエローカード6枚、レッドカード1枚が飛び交った荒れた模様の試合を2-0で制した。インドネシアは5月2日の3位決定戦に回ることになった。
ゲームキャプテンのリドが退場となった判定には、シン・テヨン監督も唖然としていたが、インドネシアの日刊紙「Solopos」は「リプレイでは、リドが先にボールを蹴った。その足が自分に向かって突進してきた相手の膝に当たった。このレッドカードはチームを混乱させた」と速報。インドネシアメディア「Tribunpontianak」も、「リドは苦い運命をたどるに違いない」と、インドネシアのゲームプランが狂う結果となったプレーを伝えていた。（FOOTBALL ZONE編集部）
