日本政府は29日、2024年春の叙勲受章者を発表した。マレーシアでは貿易産業相や首相府の経済担当大臣を務めたムスタパ・モハメド氏が日マ両国の経済関係強化に貢献したとして旭日大綬章を受章した。
ムスタパ氏は1995年に連邦議会下院議員に初当選。飾らない人柄で人気を集め、99～2004年を除く５期にわたって議員を務めた。ナジブ政権下の09～18年の９年間は貿易産業相、20年のムヒディン政権発足からは首相府の経済担当大臣として経済政策立案を担い、現地で操業する日系企業との関係も深かった。
22年の前回総選挙は体調を理由に出馬を見送り、政治活動からは退いている。
