フィリピン政府は29日、南部ミンダナオ島コタバト州で、マリトボグ—マリダガオかんがい事業(MMIP)の第2期の完成式を開催した。4,000軒以上の農家が恩恵を受ける。
同事業はコタバト州ピキットとアレオサン、マギンダナオ州パダルンガンとダトゥモンタワルの計1万ヘクタール超に給水する。給水の対象にはかつてイスラム武装勢力のモロ・イスラム解放戦線(MILF)が活動した地域も含まれる。
マルコス大統領は完成式で「かんがい整備は農業生産の拡大を支援するだけでなく、地域の平和と発展に向けた基盤でもある」と述べた。