【台湾】次期総統が中鋼視察、脱炭素化後押しへ[鉄鋼]

台湾次期総統の頼清徳副総統はこのほど、台湾鉄鋼最大手の中国鋼鉄(CSC、中鋼)を視察した。頼氏は台湾経済における中鋼の重要性を強調し、同社の脱炭素化を後押しする考えを示した。

頼氏は「台湾の製品を世界で販売し続けるためには、2050年の『ネットゼロ』達成が不可欠だ」と指摘。「中鋼はあらゆる川下産業を率いている」と主導的な立場にある中鋼の重要性に言及し、5月20日の総統就任以降は同社が脱炭素の分野で国際規格を満たせるよう協力していく方針を示した。

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