ハーヴェイ・ワインスタイン、性的暴行有罪判決が破棄された後に入院

ハーヴェイ・ワインスタイン(72)が2020年の性的暴行有罪判決が破棄された後に病院に搬送された。 ニューヨーク最高裁で25日(木)、公正な裁判が受けられなかったとして一審判決が破棄され再審が求められていたワインスタインは翌26日(金)、同市のライカーズ・アイランド刑務所に戻されていた。

そして27日(土)、マンハッタンのベルヴュー病院に搬送されたことをワインスタインの弁護士が発表、「診察後にベルヴューに送られました。身体的に多くの治療が必要なようです」「彼は多くの問題を抱えており、あらゆる検査を受けています。健康面ではひどい状態です」と話している。しかしワインスタインの病気は身体的なもので、精神的なものではないと強調、「とても鋭敏」で「しっかり地に足がついている」という状態だと説明した。

また同弁護士によると、刑務所への搬送中、ワインスタインが病気であるにも関わらず、水や食事も与えられず、トイレ休憩すらなかったという。報道によると、ワインスタインは心臓や目の病気ほか、糖尿病や睡眠時無呼吸症候群などを患っているそうだ。

ワインスタインは、2人の女性に対する性的暴行で禁錮23年が言い渡されていたほか、ロサンゼルスでも別件の性的暴行で有罪となり禁錮16年が命じられていた。

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