がん治療中の英チャールズ国王が公務復帰へ

英チャールズ国王(75)が、がん治療のかたわら、 公務に復帰する構えだ。1月下旬に前立腺肥大の治療を受けた後にがんと診断されていた国王の公務復帰に関して、王室は声明を発表、次の様に述べられている。 「国王陛下は、先日のがんの診断後、治療と療養の期間を経て、まもなく公務に復帰されます」「この節目を記念して、国王と王妃は火曜日、がん治療センターを共に訪問し、専門医や患者の方々に会う予定です。この訪問は、国王陛下が今後数週間に行う数々の対外的な行事の最初のものとなります」 「加えて、国王夫妻は6月に、英国政府の要請により、日本の天皇皇后両陛下を国賓としてお迎えする予定です」 「戴冠式1周年が近づくにつれ、両陛下はこの1年の喜びと挑戦を通じて世界中から寄せられた多くのご厚意と善意に深く感謝されています」

2月、王室は国王が「良性の前立腺肥大」での入院治療中に別の懸念事項が指摘され、その後がんの一種であると診断されたことを発表、その際国王は治療に対して「前向き」であり、できるだけ早く公務に復帰したいと考えていることが明らかにされていた。

国王は「憶測を避けるため、また、がんに罹患している世界中の人々のために、国民の理解を助けることを願い、自身の診断を公表することを選択した」といい、医師の指示に従い公の場での公務は休むものの、治療中も通常通り、国事行為や事務的な公務に従事することが発表されていた。

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