開幕日、会場にマルシェ 54店、屋外も夢の世界 3日から氷見市芸術文化館「お菓子の美術館」

「お菓子の美術館」に合わせた「オトギノマルシェ」をPRする東海さん=氷見市芸術文化館

 氷見市芸術文化館で5月3日~30日に開かれる「お菓子の美術館~渡辺おさむスイーツアートin氷見」で、開幕日に屋外で大規模なマルシェ「オトギノマルシェ」が開催される。氷見市をはじめ、富山、石川県から、かわいらしい個性的な54店舗が集結し、会場の外でも「夢があふれる世界」が繰り広げられる。多くの人を呼び込み、展覧会の会場全体を盛り上げる。

  ●スイーツ、雑貨…被災の地元元気に

 オトギノマルシェには、手作りのアクセサリーや雑貨、フード、ドリンク、スイーツ、パンが並ぶ。イラストや似顔絵、アイシングクッキー、デコパーツのワークショップのほか、手作りクラフトや子供服、ハンドメイド、バルーンアートなどが市芸術文化館の1、2階回廊や芝生エリア周辺に出店する。

 「お菓子の美術館」に合わせ、能登半島地震で大きな被害を受けた氷見市を活気づけようと、市文化振興財団から依頼を受け、氷見を中心にマルシェを企画するハンドメイド作家東海夕奈さん(21)=柳田=が仲間に声を掛けるなどして開催する。

 お菓子のギフトセットや手作りアクセサリーなどが当たる「お楽しみ抽選会」や、お菓子の配布もある。東海さんは「50店舗以上集めたのは初めて。かわいい、スイーツアート展に合ったマルシェを皆さんと一緒に楽しみたい」と話した。

 お菓子の美術館は、樹脂で本物のお菓子のようなデコレーションを施す「スイーツデコ」第一人者の渡辺おさむさんが、動物の森や水族館、名画などを本物そっくりの「スイーツ」で表現した作品が会場を彩り、カラフルで夢あふれる世界を届ける。氷見市文化振興財団、市、市教育委員会、富山新聞社、北國新聞社、北日本放送が主催する。

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