上場企業分析 石塚硝子 営業利益目標、7年前倒しで達成 24年3月期は各利益ともに最高 事業の選択と集中が奏功 今期は足場固めの総仕上げ

猛暑によりペットボトルの中間製品、プリフォームの販売が増加した

 ガラス製品やペットボトルの中間製品、プリフォームを製造する石塚硝子(本社岩倉市)は、2024年3月期の連結決算が売上高、各利益ともに過去最高を更新した。ガラスびんの市場縮小に合わせて断行した、事業の選択と集中の取り組みが奏功したほか、原材料高騰への価格転嫁も進んだ。長期ビジョンで30年度の目標としていた営業利益50億円を、7年前倒しで達成した。

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