「マジで欲しいです。はい、マジで欲しいです」大岩J最年少CB高井幸大は何を熱望? 頼もしさと初々しさ満載【U-23アジア杯】

大岩剛監督が率いるU-23日本代表は現地時間4月29日、パリ五輪のアジア最終予選を兼ねたU-23アジアカップの準決勝で、難敵イラクと対戦。2-0で快勝し、ウズベキスタンとの決勝を前に、8大会連続での五輪出場を決めた。

最年少ながら堂々たるパフォーマンスで、大舞台の切符を手繰り寄せたのが、高井幸大だ。192センチの長身を誇る19歳はこの日もCBで先発すると、ゴール至近距離から浴びた決定的なシュートを見事なブロックで防ぐなど、完封勝利に大きく貢献した。

殊勲の高井は試合後、CBのコンビを組んだ木村誠二と並んでインタビューに対応。「すごく大事な大会で、すごく緊張しました。良い経験ができたかな」と笑顔で語った。

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木村は今大会2ゴールをマーク。インタビュアーを務めた元日本代表の槙野智章氏から「ゴールが欲しいですね」と振られた際には、「マジで欲しいです。はい、マジで欲しいです」と再び満面の笑み。そして最後に「カメラに向かって、ファン・サポーターに力強いメッセージを」と求められると、こう意気込みを示した。

「いつも応援ありがとうございます。決勝はもう気持ちの戦いだと思うし、頑張りたいなと思います」

頼もしさとともに、初々しさを感じさせる高井だが、「年齢は関係ないです」とキッパリ。日本の未来を明るく照らすティーンエイジャーは、パリでも希望の星となれるか。ただ、その前にウズベキスタンを下し、さらなる自信とアジアNo.1の称号を手にしたい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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