「容赦なく外す」“上田の恩師”のリバプール新監督就任なら遠藤航はレギュラー剥奪と現地予測。代わりに起用を予想したのはまさかの...

周知の通り、遠藤航が所属するリバプールのユルゲン・クロップ監督は今シーズン限りでの退任が決定している。

有力な後任候補として取り沙汰されているのが、上田綺世がプレーするフェイエノールトを率いるアルネ・スロット監督だ。

「合意」と伝えた現地報道の通り、このオランダ人指揮官が招聘された場合、遠藤の立場はどうなるのか。現地サイト『FOOTBALL FANCAST』は2-2で引き分けたウェストハム戦のパフォーマンスを元に、こう見立てている。

「彼(スロット)はウェストハム戦を見ていた可能性があり、ヘッドコーチがすでに代役に目を向けている可能性のある選手の1人がエンドウであり、ステファン・バイチェティッチに代わって無残にも退場となる可能性がある」

同メディアはウェストハム戦について、「残念なことに、経験豊富な戦士はフィールドの真ん中でゲームをコントロールすることができず、レッズの低調なパフォーマンスを生み出した」と指摘。同試合のスタッツを紹介しつつ、こう綴った。

「エンドウはロングパスを一本も成功させず、チームメイトにチャンスを作らなかったため、前進させられなかった点が問題となった。31歳のダメだった選手はまた、試合を通じて13回のデュエルのうち7回で負けた。これはウェストハムの選手たちが彼に対して勝つことが多かったということを示している。相手のシュートに直結するミスも一つ犯した」

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そして「彼は今シーズンのプレミアリーグを通じて、地味ながらもレッズで堅実なパフォーマンスを見せているが、オン・ザ・ボール、オフ・ザ・ボールでの活躍には少々物足りなさが残っている」「ポゼッション面では、定期的にチャンスを生み出すほどの傑出したクオリティを提供できていない」と主張。なんと、今シーズンは怪我で欠場が続いているバイチェティッチが取って代わる可能性を伝えている。

「リバプールは今後数週間で、そして来シーズンを見据えて、10代のスター選手バイチェティッチがそのポジションでより良い選択肢として浮上する可能性があるため、エンドウを先発メンバーから容赦なく外すかもしれない」

記事は、スロットがフェイエノールトで4-2-3-1を基本フォーメーションとして展開していて、10番の後ろにダブルボランチを置くと予測。「バイチェティッチは、そのシステムのベースとなる2MFのうちの1人としてプレーし、ポゼッション時と非ポゼッション時にそのクオリティを活かしてアレクシス・マカリステルのような選手と並んで成長する可能性がある」と見解を示している。

もちろん遠藤も簡単にポジションを渡すつもりは毛頭ないだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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