燕助っ人ピッチャー史上初のマダックス達成!ヤフーレの快投に笘篠賢治氏「打てそうで打てないっていうのがずっと続いてた」と投球術にアッパレ

◆ セ・リーグトップの4勝目

ヤクルトが連勝中の巨人を投打に圧倒。9-0の大勝でカード初戦をモノにした。この日は先発したミゲル・ヤフーレの快投が光った。序盤から味方打線の援護をもらうと、5回に先頭の岡本和真にヒットを許すまでパーフェクトピッチングを披露。その後も安定感バツグンの投球で巨人打線を翻弄し、94球被安打3の内容で球団外国人史上初となる“マダックス"の偉業を達成した。

29日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説を務めた平松政次氏は「前回は良くなかったんですけども、今回はちゃんと調整してきましたね。私は初めて見たときから、このピッチャー絶対活躍すると言ってましたから」と自らの目は確かだったと再確認。この日MCを務めた館山昌平氏も「チェンジアップが非常にいいんですよね。150キロ超えるボールはないんですけども、 ストレートとの見分けがつかない、球速差が5キロぐらいしかないチェンジアップでバッターを打ち取っていくんですよ」と変化球の精度の良さに舌を巻いていた。

もう一人解説者・笘篠賢治氏は「右バッターの胸元にガッとくるようなストレートをうまく使いながら、ベース板をすごく広く使えている。そして自滅しないコントロールをしっかり持っている。すごく威圧感があるようには見えないんですよ。だから巨人からすると、打てそうで打てないっていうのがずっと続いてたと思いますね」と巨人打線を術中にハメた投球術を絶賛していた。

圧巻投球でセ・リーグトップの4勝目を挙げた右腕。頼もしい新戦力がヤクルトを引き上げていく。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』

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