原油先物下落、中東停戦協議への期待で 米利下げ観測は後退

[29日 ロイター] - 原油先物価格は29日、1バレル当たり1ドル超下落した。パレスチナ自治区ガザでの停戦に向けた協議のため、イスラム組織ハマスの代表団がエジプトのカイロを訪問するとの報道を受け、より広範な中東地域の紛争を巡る懸念が和らいだ。

また、今週の米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に、最近の堅調なインフレ指標を受け、早期利下げ観測は後退している。

清算値は、北海ブレント先物6月限が1.10ドル(1.2%)安の1バレル=88.40ドル。7月限は1バレル=1.01ドル安の87.20ドルとなった。

米WTI先物は1.22ドル(1.5%)安の1バレル=82.63ドル。

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