タケノコ採りは小学校内の竹林で 鉄刃農具使いこなし掘り起こす 児童「切る感覚が気持ちよい」

掘り起こした大きなタケノコに驚き喜ぶ6年生(京都府長岡京市・神足小)

 校内に竹林がある神足小(京都府長岡京市)で、児童がタケノコ掘りや皮むきの体験を通して特産品への理解を深めた。

 竹林は約130平方メートルで、地元住民が中心になり管理に協力する。児童たちは総合的学習の一環として、毎年12月に土の入れ替えを体験するなどしている。

 タケノコ掘りには6年生61人が参加し、住民6人が手伝った。住民代表が竹林の管理や鉄刃の農具「ホリ」の使い方などを説明。児童はスコップで土を掘り、タケノコの根元にホリを突き刺して掘り起こした。

 皮むきは、住民7人の指導で3年生65人が体験した。児童は事前に包丁で入れた切れ目に、両手の親指を入れながら押し広げて皮をむいた。給食で食べるという。

 6年の児童(11)は「タケノコ掘りは初めて。ホリで根元を突き刺して切る感覚が手に伝わり、気持ちよかった」と話した。

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