今すぐ庭にお迎えしたい!夏ガーデンの主役候補はコレ
2024年のゴールデンウィーク前半、関東地方では早くも今年初の真夏日が記録されるなど、各地で初夏のたよりが聞こえてきます。お庭も、初夏から夏に咲く花を迎えて「サマーガーデン」の準備をしたくなりますね。
生育環境さえ合えば、一度植え付けるとその後数年にわたり毎年花を楽しめる多年草。今話題のナチュラルガーデンに似合う素朴な花が多いイメージがあるかもしれませんが、夏空の下、鮮やかな色と花姿で映える多年草もあります。
今回は、初夏から夏にかけて、暑さに負けず美しい花を咲かせてくれる、鮮やかカラーの多年草を、参考価格とともに紹介します。
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【ガーデニング豆知識】宿根草・多年草・一年草の違いとは?
最初に、多年草・一年草・宿根草の違いを整理しておきましょう。
- 一年草:発芽からタネができるまでのサイクルがワンシーズンで完結する植物
- 多年草:開花後も生長を続け、翌年以降も開花が楽しめる植物。常緑性と落葉性がある
- 宿根草:落葉性の多年草を特に区別して「宿根草」と呼ぶことがある。開花後地上部分の茎や葉が枯れ、根は生きたまま休眠する植物。
この記事で紹介する夏ガーデンに鮮やかな花を咲かせる「美しい多年草」
- ガイラルディア
- アガパンサス
- モナルダ
- エキナセア
- ダリア
さあ、お気に入りの花を見つけましょう!特徴や育て方などを次でいっしょに見ていきます。
夏ガーデンに鮮やかな花を咲かせる「美しい多年草」厳選5種
ガイラルディア
- 学名:Gaillardia
- 科名・属名:キク科テンニンギク属
- 開花時期:6月~10月ごろ
オレンジやイエローの鮮やかなビタミンカラーの花が印象的なガイラルディア。夏らしく力強いたたずまいを持つ美しい多年草(※一年草タイプもあり)です。
耐暑性に優れる植物で、夏の間、次々に花をつけてくれますよ。
日当たりと風通しに気を付けてあげると、土壌を選ばずすくすく生長します。夏前までに切り戻しを済ませておくと良いでしょう。秋にもキレイな花を咲かせてくれますよ。こまめに花がら摘みをおこないましょう。
※参考価格:200~800円前後(3号ポット苗)
アガパンサス
- 学名:Agapanthus
- 科名・属名:ヒガンバナ科ムラサキクンシラン属
- 開花時期:5月~8月ごろ
すらりと伸びた茎の先端に、ボリューム感のある花火のような花を咲かせるアガパンサス。初夏を知らせる爽やかな多年草です。
色はパープル、ホワイト、複色などがありますが、いずれも可憐で繊細なたたずまいが魅力。小型の品種から、1メートルを超えて育つ品種まで大きさも様々。植え付け先のスペースに合わせて選んでみましょう。
※参考価格:400~800円前後(3号ポット苗)
モナルダ
- 学名:Monarda
- 科名・属名:シソ科ヤグルマハッカ属
- 開花時期:6月~9月ごろ
タイマツに似た形の花をつけるモナルダは、ベルガモットとも呼ばれるハーブ。茎や葉から漂うシトラス系の芳香でも知られています。
レッド、ホワイト、ピンク、パープルなどカラーは様々。暑さにも負けずに元気に咲き、夏ガーデンを鮮やかに彩ってくれますよ。
日当たりと水はけのよい環境で、水切れには気をつけながら育ててあげましょう。
※参考価格:300円前後(3号ポット苗)
エキナセア
- 学名:Echinacea
- 科名・属名:キク科ムラサキバレンギク属
- 開花時期:6月~9月ごろ
イガグリのように盛り上がった中央部から、傘のように垂れる鮮やかな花弁が印象的なエキナセア。ピンク、オレンジ、イエロー、グリーンなどカラーバリエーションも増えています。
耐暑性、耐寒性ともに強く強健な性質なので、ガーデニング初心者でも育てやすいでしょう。ただし過度の湿気は苦手なので、梅雨の間などは注意してあげましょう。
※参考価格:400~900円(3号ポット苗)
ダリア
- 学名:Dahlia
- 科名・属名:キク科テンジクボタン属
- 開花時期:6月~11月ごろ
ダリアは「テンジクボタン」の和名を持つキク科の植物。花色や大きさは種類によってさまざまです。
繊細でゴージャスなたたずまいは存在感バツグンで、初夏から秋のガーデンを華やかに彩る主役候補にぴったり。
丈夫な性質を持ち、ガーデニング初心者にもおすすめです。
※参考価格:800円前後(1球)
まとめにかえて
初夏から夏に花を咲かせ始める美しい多年草をご紹介しました。
生育環境さえ合えば、一度植え付けると最小限のお手入れで毎年キレイな花を咲かせてくれる多年草。お気に入りの花を見つけて、お庭にお迎えしてみませんか?