名古屋・栄に刀剣博物館開設 東建コーポレーションがあす

最大200振の刀剣を展示

 賃貸住宅建設や不動産仲介を手掛ける東建コーポレーション(本社名古屋市)は5月1日、名古屋市中区栄3の35の43に日本刀や甲冑(かっちゅう)、浮世絵などを所蔵する名古屋刀剣博物館「名古屋刀剣ワールド(メーハク)」を開館する。国宝や重要文化財・重要美術品となっている貴重な刀剣を最大200振、甲冑を50領、鉄砲150丁など大規模な展示を行う。

 メーハクは、ホテル型高級賃貸マンション「栄タワーヒルズ」の2.3階と、隣接する北館(地上7階建て)で構成し、延べ床面積は5049平方メートル。展示品以外にも等身大の甲冑武者や騎馬武者、写真撮影できるフォトスポット、体験型のシアターなどもあり、子どもから大人まで楽しめる。営業時間は午前10時から午後5時。入館料は一般1200円、シニア(65歳以上)千円、高校・大学生500円、小・中学生300円。

 2018年ごろに構想が始まり、20年6月に開館予定だったが、コロナ禍の影響などで延期。今回、当初よりも展示室を増設し、オープンする。

 島崎綾子学芸員は「詳しい知識がなくても、刀の違いを感じられるだけの展示数があるので、お気に入りの1点を見つけてほしい」とPRしている。

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