太田商店が震災復興の願い乗せ 青いこいのぼり、60匹空に

本社・らんパークに掲げた青いこいのぼり

 青いこいのぼりに復興の願いを乗せて―。鶏卵・鶏肉販売の太田商店(本社岡崎市)は、岡崎市福岡町の本社・らんパークと、同市上三ツ木町の岡崎たまご工場に計60匹の青いこいのぼりを掲げた。「青い鯉のぼりプロジェクト」は、東日本大震災で亡くなった子どもたちを鎮魂するイベントで全国に広がっている。太田商店は地元のこいのぼりメーカー、ワタナベ鯉のぼりが取り組む震災の復興支援活動に共感し、初めて参画する。

 青いこいのぼりは、ワタナベ鯉のぼりから提供を受け、本社・らんパークに40匹、岡崎たまご工場に20匹を掲げた。らんパークは、本社併設の卵直売所とレストラン。多くの人が訪れることから、「東日本大震災や能登半島地震に見舞われた被災地の復興と子どもたちの成長への願いを青いこいのぼりに乗せ、お客さまとともに、被災地にエールを送りたい」(太田商店事業推進室)としている。期間は5月末まで。

 太田商店はこれまでも東日本大震災の被災地に新鮮な卵を提供したり、店頭に義援金の募金箱を設置したりするなど被災地支援を続けており、今回もその一環。(三河)

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