<高校野球>埼玉県大会、きょうベスト8決定へ 聖望学園と坂戸以外のシード勢が勝ち上がる 活躍の各投手ら期待 きょう4球場で8試合、注目カードや見どころは

積極的なスイングで打線をけん引する川越西の3番杉間

 春季埼玉県高校野球第5日は30日、県営大宮など4球場で3回戦8試合を行い、ベスト8が決定する。ここまでCシードの聖望学園と坂戸が敗れたが、昨秋覇者の花咲徳栄など他のシード勢は順当に勝ち上がった。

 川越西は創部以来初の春8強進出を懸け埼玉栄に挑む。2試合計21安打、18得点で打ち勝ってきた川越西は、計3安打3打点の3番杉間、5番斎藤ら中軸が機能できるか。Cシード埼玉栄はエース和泉、内藤、水野の必勝パターンで迎え撃つ。

 3回戦の注目カードは叡明―熊谷商。熊谷商は昨秋8強の聖望学園に逆転サヨナラ勝ちを収めた2回戦で140球を投げ抜いた右腕中村謙に期待がかかる。準々決勝に進出すれば1985年以来39年ぶりとなる。叡明は2試合連続14安打の打線が火を噴くか。

 制球力の高いエース飯島を擁する上尾は立教新座、9年ぶりの8強入りを目指す川越東は前回王者の昌平とそれぞれ対戦する。1回戦で昨春4強の市川越を破った川越工と、2回戦で昨秋8強の坂戸を破った春日部共栄の一戦も面白そうだ。

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