子どもでもドローン操縦できる? 親子でドローンの体験会、京都・長岡京

けがや事故防止のカバーをつけた小型のドローン(左上)を使い、操縦を体験する子どもら=長岡京市神足2丁目・バンビオ1番館

 危険箇所の点検や災害時の被害確認、物資運搬など多様な場面で活用、実証実験が進むドローンについて学ぶ催しが29日、京都府長岡京市神足2丁目のバンビオ1番館で開かれた。子どもたちがドローンに関する事業者から手ほどきを受け、実際に操縦して理解を深めた。

 市中央生涯学習センターが毎年度初めに開く「はじめの一歩体験会」として開催し、小中学生の親子連れら32人が参加した。講師はドローンを生かした教育活動を行う「JDPドローン」の内田佳奈さん(49)と、ドローンによる空撮や点検などを手がける「スカイセッター」の田中達哉さん(57)が務めた。

 講演では、内田さんが空中だけでなく水中などさまざまな場で使われ、能登半島地震でも活用された事例について紹介。田中さんは長岡京市でも災害時の物資運搬を想定した実証実験が行われたと説明した。続いて親子たちは実際にドローンを操縦し、狙い通りに飛ばせるか体験した。長岡第四小6年平塚翔大さん(11)は「みんなが安全に暮らせるように使われてほしい」と話した。

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