FAのWRランドリーがジャガーズの新人キャンプに参加の見込み

ジャービス・ランドリー【AP Photo/Danny Karnik】

プロボウルに5回選出された経歴を持つフリーエージェント(FA)のワイドレシーバー(WR)ジャービス・ランドリーは、静かに姿を消すつもりはないようだ。

現地29日(月)、ランドリーがジャクソンビル・ジャガーズの新人キャンプに参加する見込みだと『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロがランドリーの代理人の話をもとに報じている。

ルイジアナ州立大学(LSU)出身で現在31歳のランドリーは、2023年シーズンに一度も試合に出場していないが、12月中旬にインディアナポリス・コルツのトライアウトに参加していた。

ランドリーが最後にプレーしたのは2022年シーズンで、ニューオーリンズ・セインツの一員として9試合に出場したものの、足首を負傷してシーズンを終えている。ペリセロによると、ベテランのランドリーは現在、完全に健康な状態だという。

2014年ドラフト2巡目でマイアミ・ドルフィンズから指名されたランドリーは、そこで4シーズンにわたって先発を務め、プロボウルに3回選出されたほか、2017年にはレシーブ数(112回)でNFLトップに立った。2018年、ドルフィンズはランドリーにフランチャイズタグをつけたものの、その後にクリーブランド・ブラウンズへトレードしている。ランドリーはブラウンズでも4シーズンを過ごし、3,560ヤード、タッチダウン15回を記録して、2度のプロボウル選出を果たした。

ジャガーズの新人キャンプに参加することで、ランドリーはジャガーズに――そして他のチームにも――完全に健康であり、31歳になった今も余力を残していることを示すチャンスを手に入れる。

ジャガーズは今年のドラフトで1巡目指名権を用いてLSUのWRブライアン・トーマスJr.を獲得したため、フリーエージェントになったカルビン・リドリーを失った直後ほど切迫した状況ではない。ジャガーズのWR陣にはこのオフシーズンにいくつかの変更が加わった。トーマスJr.をドラフトするとともに、ジャガーズはゲイブ・デービスと契約し、クリスチャン・カークやゼイ・ジョーンズ、2023年ドラフト6巡目指名したパーカー・ワシントンらを擁するWR陣にリターナーのデビン・ダバーネイも迎えている。

少なくとも、ランドリーはジャガーズの新人キャンプに参加することで、自分がまだ獲得可能であり、NFLキャリアの継続を望んでいることを各クラブに思い出させることができるだろう。

【RA】

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