SLばんえつ物語 25周年出発進行 福島県会津若松市のJR会津若松駅で乗客おもてなし

会津若松駅に入線するSLばんえつ物語を歓迎する参加者

 JR磐越西線の新津駅(新潟県)―会津若松駅を結ぶ臨時列車「SLばんえつ物語」は29日、運行25周年を迎えた。福島県会津若松市のJR会津若松駅で乗客をもてなそうと地域関係団体らが出迎えた。

 約50人が参加した。室井照平市長や会津若松商工会議所、JR東日本の職員らはホームで横断幕を掲げるとともに、小旗を振って乗客を歓迎した。会津大吹奏楽団による「銀河鉄道999」、「鉄道メドレー」の演奏の披露や会津の伝統菓子「ぽちあめ」などの振る舞いもあった。

 駅構内には臨時観光案内ブースが設けられ、パンフレットの配布を通して会津の魅力をPRした。室井市長は「これからも長く親しんでもらえるようみんなで大事にしていきたい」と話した。

 今季は9月末までの土日祝日を中心に運行する。

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