子猫を保護したときに取るべき行動とは 必要なグッズや費用も|獣医師が解説

もしも子猫を保護したら、まずはどのような行動を取ればよいのでしょうか。この記事では、子猫を保護したときに最初にやるべきことや、用意したいグッズ、必要になる費用などについて、ねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に解説していただきます。

子猫を保護したときに最初にやること

引用元:ねこのきもち投稿写真ギャラリー

保護した子猫は衰弱していたり、低体温や低栄養になっていたりするおそれがあります。ノミのチェックなども必要ですので、タオルや湯たんぽなどで保温しながら、まずはなるべく早く動物病院を受診するようにしてください。

そして、一時的でもよいので、自宅での保護が可能なのかを考えましょう。授乳期の子猫の場合、数時間おきのミルクと排せつのサポートが欠かせません。こういったお世話が実際にできるのか、自宅のペット飼育条件なども含め、冷静に考えて判断することが大切です。

もし飼うのが難しい場合は、受診した動物病院や地域の自治体、保護団体などに相談するとよいでしょう。

子猫を拾ったときに最低限そろえる猫グッズ

引用元:ねこのきもち投稿写真ギャラリー

子猫を保護したときは、寝床、食事、トイレに関わるグッズをそろえましょう。

寝床はケージやクレートのほか、応急的にダンボールを使用してもOKです。さらに、保温マットやお湯を入れるペットボトルなど、保温できるものを用意してあげてください。

食事関係では食器と月齢にあったフード、水を用意します。子猫が離乳していない場合は、哺乳瓶とミルクが必要です。

子猫を拾ったときにかかる費用の目安

引用元:ねこのきもち投稿写真ギャラリー

保護猫の場合、猫カゼにかかっていることも多く、こまめな通院が必要になるケースも珍しくありません。そのため、最初にかかる医療費やお世話グッズの購入費などを考えると、保護時には1万~5万円程度の費用が必要になると予測できます。

なお、猫を飼うことになった場合、予防薬や予防接種といった医療費のほか、フードや日用品の購入費などが必要になります。猫の飼育には年間10万円以上かかると考えておくとよいでしょう。

今回は、子猫の保護に関するさまざまな知識について、岡本りさ先生に教えていただきました。ぜひ参考にしてみてくださいね。

もし子猫を拾ったら?保護したときにやるべきこととかかる費用を獣医師に聞いた

(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
取材・文/長谷部サチ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。

© 株式会社ベネッセコーポレーション