札幌発のスープカレー専門店「Suage」自社農園のゴロゴロ素揚げ野菜とバリエーション豊かなスープ&トッピング

創業以来多くのファンに愛され、道内に5軒、東京に4軒展開する札幌発のスープカレー専門店「Suage」。こだわりのスープにゴロゴロとした素揚げ野菜がたっぷり入った、食べごたえのある一杯が特徴。本店は札幌の中心部にあり、行列が絶えない店としても知られています。

自社農場で丹精込めて育てた野菜を使用

江別の農場「すあげアグリ」。野菜の品質向上のため、弛まぬ努力を続けています。

2007年に創業し人気店となったSuageは、2019年に自社農園「すあげアグリ」を立ち上げ、カレーに使う野菜の一部を丹精込めて育てています。現在自社でまかなっている野菜はカボチャ、ニンジン、ジャガイモ、ナス。専用貯蔵施設にてそれぞれの野菜に適した温度管理を徹底。熟成させ、野菜のおいしさを最大限に引き出しています。

タマネギの甘みが溶け込むスープ&野菜たっぷりの食べごたえ

定番メニューの「パリパリ知床鶏のカレー」1,380円。野菜はジャガイモ、ニンジン、マイタケ、水菜など全7種類。

スープは鶏ガラと豚骨、トマトがベース。そこにSuageのスープの味に欠かすことができないという、契約農家から仕入れたタマネギのペーストを投入。約10種類のスパイスを加えた後に一晩寝かせ、あっさりしながらもまろやかな甘みを引き出しています。具材はその店名どおり素揚げにし、野菜そのもののうま味を存分に生かしているのも特徴です。野菜がゴロゴロとしていることで、食べごたえと素材そのもののうま味を実感できます。

チーズon theライスの選択肢も。豊富なカスタマイズが楽しい

ライスは150g、200g、350g(+100円)から。チーズのトッピング(+150円)も人気。

本店では定番スープから、イカ墨を使った濃厚スープ、特製エビオイルを使ったスープを選ぶことができます。辛さは10段階から選ぶことができ、7~10は特製ハラペーニョペースト入り。ただ辛いだけでなく、オリーブオイルを使い丸みを持たせたおいしさを持たせていて、普段は辛いものを食べない人でも、ここの10番なら食べられるという声が上がるそう。辛口スープはチーズをトッピングしたライスと食べ合わせることで、よりふくよかな味わいになります。

北海道ならではの「生ラム炭焼きカレー」1,550円。ブロッコリーやオクラなど8種の野菜が乗っています。

北海道名物・イモもちも! 選ぶのが楽しい30種類以上のトッピング

鮮やかな黄色味が食欲をそそります。香ばしく揚げられたイモもちは1個150円

トッピングは30種類以上から選ぶことができます。ひきわり納豆や岩のり、キクラゲといったシンプルなものから、揚げか煮込みから選べるチキンレッグ、特製ザンギ、炙り角煮といった食べごたえのあるものも。選ぶだけでも楽しい気持ちになります。

「インカの目覚め」は一般的なジャガイモより糖度が高く、滑らかな食感が特徴。

Suageで使用されているジャガイモは自社栽培の希少種「インカの目覚め」ですが、そのジャガイモをマッシュし団子状にしたイモもちも名物。トッピングにはもちろん、そのまま食べても素材が持つふくよかな甘みを実感できます。

困った時はスタッフのおすすめを!

それぞれのおすすめを教えてくれた岡田唯奈さん(写真左)、佐藤寿紗実(ひさみ)さん(右)

「同じ海鮮同士、相乗効果でうま味が増す”牡蠣と岩海苔のカレー”とイカ墨スープの組み合わせがおすすめです」と説明するのは、本店スタッフの岡田さん。また、同スタッフの佐藤さんは、仕込みに3日かけトロトロに仕上げた牛もつを乗せた「北海道牛もつカレー」(本店限定)をおすすめします。それぞれのスタッフが各メニューに思い入れがあるため、選べる組み合わせが多すぎて迷ってしまった時はアドバイスをもらうのも良さそうです。

店舗によって大きくデザインが変わりますが、本店はモダンなデザイン。

Soup Curry Suage+(すあげプラス)

■所在地:札幌市中央区南4条西5丁目 都志松ビル2F
■営業時間: 月〜金:11:30〜21:30(ラストオーダー 21:00) 土:11:00~22:00(ラストオーダー 21:30) 日・祝:11:00〜21:30(ラストオーダー 21:00)
■休業日:無休
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ライタープロフィール

雑誌・書籍編集者&ライター 山下 恭平

ラジオ局で番組制作の仕事をしながら、ミニコミ誌の制作や雑誌のライター業を始める。その後、編集者として出版社に入り、タウン情報誌をメインにさまざまな記事を手掛けてきた。好きなことは料理、山登り、川釣り、札幌の石碑。札幌市南区在住で、南区をこよなく愛している。

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