相葉雅紀「やっぱストレスかかってる」 サンシャイン池崎とともに能登半島地震の被災地を訪問 心に傷を負ったワンちゃん猫ちゃんにケアトリミング

4月27日放送の『嗚呼!!みんなの動物園』では、相葉雅紀とサンシャイン池崎が、年始に発生した能登半島地震で被害を受けた石川県志賀町を訪問。今もなお断水が続く場所がある地で、被災したワンちゃん猫ちゃんたちのケアを行った。

日本ペットサロン協会が主催する“被災地のペットの飼い主支援”活動に同行し、被災地を訪れた相葉と池崎。志賀町でペット用の支援が行われるのはこの日が初めてなのだそうで、ケアを求めて多くの飼い主さんとペットたちが列をなした。

たくさんの飼い主さんがペットを連れて集まった

少しでも多くのペットを救うため、この日はケアトリミングと呼ばれる病気やケガにつながる恐れがある部分への処置を最優先に行うことに。主に相葉はトリミングを、池崎はシャンプーなどを担当した。

ワンちゃんにドライシャンプーをするサンシャイン池崎

普段の相葉トリミングで向き合う保護犬たちとは違い、震災さえなければきちんと手をかけてもらっていた愛されワンちゃんたち。相葉は「本当だったらもっともっとキレイにブラッシングしたい、完璧な状態に」とコメントしつつも、お尻まわりや目元へのバリカンや爪切りなど、素早く処置を行った。

一方の池崎は、水を使わないドライシャンプーで、ワンちゃんたちをお手入れ。また、ワンちゃんよりも臆病で、外に連れ出すことが難しい猫ちゃんだが、人慣れしていて飼い主さんが連れてくることができたという猫ちゃんには、池崎が爪切りの作業を手伝った。

ケアトリミングしながら、相葉らは被災地の方たちとも交流。一人ひとりに励ましの言葉を投げかけつつ、被災当時のワンちゃんや猫ちゃんたちの様子について耳を傾けた。中には、アラーム音や少しの余震、さらには風が強いだけでも怖がってしまうようになったワンちゃんもおり、心にキズを負ったペットたちに相葉は「やっぱりストレスかかってるんだね」と寄り添い、優しく声をかけ続けた。

避難生活は、人間はもちろんペットにとっても相当な負担になる。東日本大震災の時にはほとんどの動物たちが避難所で受け入れを断られ、家族と離れ離れになったことを教訓に、政府が2018年『人とペットの災害対策ガイドライン』を作成。飼い主とペットが一緒に避難をする“同行避難”が推奨されたことで、今回の能登半島地震では、ペットと共に避難できるよう、鍵付き・暖房完備のトレーラーハウスなどが用意された避難場所も増えたという。相葉は「これは助かるよね」と、ペットやその家族の精神的ストレスを少しでも和らげる取り組みにコメントを寄せた。

相葉にブラッシングしてもらったワンちゃん

その後も、ケアトリミングを続けた相葉。中には外耳炎を抱えたワンちゃんや、爪が巻いてしまったワンちゃんもおり、専門家によって応急処置がなされた。“第2の獣医”とも言われるトリマーは体を清潔に整えつつ、異変がないかもチェックすることが求められるという。

こうして一度も休憩することなく、3時間半ワンちゃん猫ちゃんのケアに取り組んだ相葉は、「喜んでくださってる顔を見たら来てよかったなと思いました」とコメント。池崎も「喜んでもらえると、こっちも元気になりますね」と続け、被災地の1日も早い復興を祈りつつ活動を締めくくった。

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写真提供:(C)日テレ

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