大谷が「軽く打っただけ」で164キロ強烈安打 あわや投手直撃…元新人王唸る「本当にうまい」

ダイヤモンドバックス戦、初回の打席で中前打を放ったドジャースの大谷翔平【写真:ロイター】

変化球をバットの先で…元新人王のキャロス氏絶賛の打撃術

米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手は29日(日本時間30日)、敵地フェニックスで行われたダイヤモンドバックス戦に「2番・DH」で先発出場。初回1死走者なしの打席で中前打を放った。バットの先で拾ったような当たりにも関わらず、打球は時速102マイル(約164.2キロ)を記録。ドジャース側の解説を務めた球団OBで、元新人王のエリック・キャロス氏は「軽く打っただけですよ」「本当にうまい」と絶賛している。

左腕のヘンリーと対した大谷はフルカウントからの7球目、外角低めのカーブにうまくバットを合わせた。バットの先だったが強烈な打球が投手へ一直線。ヘンリーはギリギリのところで避け、ボールは中前に抜けていった。

これに驚いたのが、米カリフォルニア州の地元放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」の放送席だ。メジャー通算284本塁打を誇る解説のキャロス氏は「オオタニに対して外角攻めを続けました。バットを操るのが本当にうまい!」とバットコントロールの良さを称えた。

実況のジョー・デービス氏は「それでも102マイルでした」と打球速度に驚いた様子。続けてキャロス氏は「軽く打っただけでした。言ったでしょう。アリゾナ(でのキャンプ)で私は彼がティーバッティングをしているところを見ましたが、彼がティーから打った打球は全部100マイル以上でした」と、驚きのエピソードにも触れていた。

THE ANSWER編集部

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