春の叙勲 岐阜県内55人が受章

春の叙勲を受章した蓑島茂樹さん(左)と中村源次郎さん(右)

  春の叙勲の受章者が29日、発表され、岐阜県内からは旭日章と瑞宝章合わせて55人が受章しました。

  県内関係の受章者は、社会のさまざまな分野で顕著な功績を挙げた人を表彰する旭日章に15人、公共的な業務に長年携わり、功労を積み重ねた人を表彰する瑞宝章に40人の計55人が受章しました。

  このうち、納税功労で旭日双光章を受章した県法人会連合会副会長の中村源次郎さん(72)は、1974年に家業であった養蜂業の秋田屋本店に入社し、2021年11月からは会長を務めています。

  2015年5月から岐阜南法人会長、6月からは県法人会連合会副会長として、税務行政の運営や租税教育の普及など法人会の活動に大きく貢献してきました。

※旭日双光章を受章 中村源次郎さん
  「大変光栄で、受章を聞いた時は感激しました。納税意識の高揚ということで、今、日本は大変な財政的に厳しい状況になっていて、そういう中でも少しでも役に立てるように、国が持続可能な社会として、さらに次の世代へ引き継げるような、そんな気持ちで活動してまいりました。社会に貢献できることを生きがいとしていきたいなと、これからも思っています」

  また、スポーツ振興功労、教育功労で瑞宝小綬章を受章した県相撲連盟名誉会長の蓑島茂樹さん(79)は、1973年に郡上市に相撲クラブを設立し、2023年から連盟の名誉会長に就いています。

  郡上市で開催された「ぎふ清流国体相撲競技」や「全日本女子相撲郡上大会」に携わるなど、約半世紀にわたって、県内の相撲競技の普及に尽力しました。

※瑞宝小綬章を受章 蓑島茂樹さん
  「代表でもらえることは、皆さんのおかげだと思っています。表彰の対象は全国大会を実施したこともありますが、小中学生の相撲教室です。昭和48年から実施しまして、最初は指導しながら、現在は指導した方が高校や大学を出て、地元で指導していますが、大変うれしく思います」

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