インドネシアの「PKは宣言されなかった」 VARの疑惑判定に韓国言及「理解できない」

インドネシアは0-2で敗戦【写真:2024 Asian Football Confederation (AFC)】

インドネシアはVARの判定に泣く

U-23インドネシア代表は4月29日、パリ五輪アジア最終予選を兼ねたU-23アジアカップの準決勝でウズベキスタンと対戦し0-2で敗戦。試合中に何度かVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の介入があったなか、前半のPK疑惑に海外メディアも反応を示している。

韓国人のシン・テヨン監督の下、快進撃を続けてきたインドネシア。韓国を破り準決勝でウズベキスタンと対戦した。前半26分には、相手ペナルティーエリア左のライン際の位置でMFウィタン・スレイマンが相手のスライディングによって倒される。

際どい位置だったが、主審はエリア外と判定し直接フリーキックをインドネシアに与えた。しかしここでVARが介入。PKの可能性も検証したうえで、オンフィールドレビューも実施する。

結果、ファウル自体がなかったとされウズベキスタン側のドロップボールで再開。後半16分には、インドネシアDFムハマド・フェラーリがネットを揺らすもVARチェックののちオフサイド判定で取り消しとなっている。

逆に後半23分、インドネシアはウズベキスタンFWクサイン・ノルチャエフにゴールを決められ先制を許す。同39分にはVARのチェックにより、インドネシアDFリスキ・リドが危険ファウルで一発退場に。同41分にダメ押しのゴールを決められたインドネシアは、0-2で敗戦を喫している。

そんななか、韓国メディア「ISPLUS」は前半のVAR判定に苦言。「前半26分の先制点のチャンスは惜しくも消えた。怪しい判定」と報じ「VARの結果、PKは宣言されなかった。 それだけでなくインドネシアのフリーキックでもなく、相手のウズベキスタンボールが宣言された。 簡単には理解できない判定だ」と疑問を呈している。

同メディアは「中国の主審はすでにインドネシアサッカー界と険悪な関係にあった」と試合を担当した中国籍の主審との因縁にも言及。今回の判定も踏まえ「悪しきパフォーマンスを打破することはできなかった」と伝えている。(FOOTBALL ZONE編集部)

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