完売の人気“上尾串ぎょうざフェス”昼過ぎに全店で売り切れ、初開催で大盛況 和食、イタリアン、スイーツ店など集結 客ら2千人が食べ比べ、食事券お得で長蛇の列

上尾の特産品キウイフルーツを使ったスイーツ柄型の串ぎょうざ(上尾市観光協会提供)

 上尾串ぎょうざフェス(埼玉県の上尾市観光協会主催、市、上尾商工会議所後援)が27日、同市の丸広百貨店上尾店屋上で開催され、市内外から訪れた約2千人が、さまざまな「串ぎょうざ」を堪能した。

 「上尾串ぎょうざ」は、市を挙げて「上尾といえば串ぎょうざ」を目指して町おこしに取り組んでいる。今回、初めて開催したフェスでは登録18店舗中9店舗が出店した。元祖は、肉で肉を巻くスタミナ満点の串ぎょうざだったが、10年を経て、レシピのルールを変更。和食、イタリアン、スイーツなど多種類の「上尾串ぎょうざ」が誕生した。

 会場では200円お得な食事券が販売され、各店舗のブースにはいろいろな味の串ぎょうざを求める人が列を作った。市内から訪れた40代の母と19歳の娘の2人は串ぎょうざを頬張り、「おいしい。両面きちんと焼いてあって、外はカリカリ、中はフワフワ」「もう1本食べたいけど他のも食べたい」と楽しそうに話していた。6店舗から6種類の「上尾串ぎょうざ」を購入したグループの1人、市内在住の小川益代さん(69)は「食べ比べして、みんなそれぞれおいしかった」と満足そうだった。

 出店した店舗の一つ「焼売てん」ではこの日用意した300個が早々に売り切れ、「イベント用に作ったものだけど、定番メニューに入れようと思う」と話していた。

 各店舗の串ぎょうざは、午後1時半には全店で売り切れ。初めての串ぎょうざフェスは大盛況のうちに幕を閉じた。

各店舗のさまざまな「串ぎょうざ」を楽しむ人たち=丸広百貨店上尾店屋上

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