連続7日まで無料 移住希望者向け“お試し住宅”オープン 福島・本宮市

全国的に移住希望者が増え、自治体では移住促進の取り組みが盛んですが、福島県本宮市は古民家を改修して移住を考えている人が体験できる宿泊施設をつくり、オープンさせました。

福島県本宮市の旧白沢村、和田地区に建つ大きな一軒家。この家は移住などを考えている人が宿泊できる施設で、市が古民家を改修して整備を進めてきました。

植野天斗記者 「玄関を入ると広々としたダイニングが広がっています。そして天井には古民家の梁がそのまま使われていて、どこか懐かしい空間が広がっています」

ここでは、連続7日間までの宿泊が可能で、食事などを除いて無料で利用できるということです。地域との和が広がる暮らしを体験してもらいたいということで、「和暮和暮(わくわく)」と名付けられたこの一軒家。4月27日から、県外の家族を迎え入れています。

植野天斗記者「集落に若い人たちを呼び込もうと地域の人たちの受け入れ態勢も 万全なようです」

近所の人「高齢化しているから若い人たちに来てもらってエネルギーをもらえれば元気が出ると思う」

昨年度、県外から70人が移住した本宮市。訪れた人たちにより愛着を持ってもらおうと、本宮市では、地域の人たちと施設の運営について話し合いを進めてきたということです。

本宮市・高松義行市長「協力できることがあったら何でも言ってくれと前向きな答えをもらっていて、一緒に移住・定住に向けて進んでいきたい」

本宮市では、交流人口の拡大につながればと期待を寄せています。

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