東上線に新型車両導入へ 東武、2024年度の鉄道事業設備投資計画を発表

東武東上線などで活躍する9000系

東武鉄道は、4月30日に発表した2024年度の鉄道事業設備投資計画において、東上線で運行する9000系の代替更新を計画していると発表した。

9000系は、営団地下鉄(現:東京メトロ)有楽町線との直通運転に対応するために開発された車両。1981年に試作車、1987年に量産車が登場し、現在は東武東上線、東京メトロ有楽町線・副都心線、東急東横線、横浜高速鉄道みなとみらい線で活躍している。2023年には第1編成が引退しており、2024年4月現在は、10両編成9本(マイナーチェンジ型の9050型を含む)が運用中となっている。

同社は設備投資計画において、「2024年度は新型車両の設計業務を実施します」と発表。同社広報部によると、具体的な時期は未定だが、新型車両の導入によって、9050型を含む9000系を置き換えるという。

東武の設備投資計画では、9000系代替車両の設計のほか、とうきょうスカイツリー駅付近や春日部駅付近、大山駅付近、清水公園~梅郷間の高架化事業の推進、ホーム柵設置の推進、大師線における自動運転(GoA3)に向けた検証、車上データ分析システムの500系「リバティ」、50000系への導入拡大などを盛り込んでいる。

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