「妻を刺した後、自分の腹を刺した」 無理心中か、夫を殺人容疑で逮捕

京都府警山科署

 京都市伏見区小栗栖南後藤町の集合住宅で住人の長谷川美保子さん(77)が死亡した事件で、京都府警山科署は30日、殺人の疑いで、同居していた夫の無職長谷川義孝容疑者(82)を逮捕した。

 逮捕容疑は、4月8日午前4時半ごろ、居室の寝室で寝ていた美保子さんの腹を包丁で1回刺し、殺害した疑い。容疑を認めているという。

 同署によると、事件の発生直後に義孝容疑者から「妻を刺した」と110番があった。義孝容疑者も腹に重傷を負って病院で手当てを受けていたが、容体が回復したため同署が逮捕した。義孝容疑者は「妻を刺した後に自分で自分の腹を刺した」などと供述しており、同署は無理心中を図った可能性も視野に捜査している。

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