JR松山駅に“ホール”か“アリーナ”を整備? 経済団体は「5千人以上が収容できるアリーナ」を市長に提言

JR松山駅の再開発を巡り、愛媛経済同友会が松山市が取得を予定する車両基地の跡地に、アリーナを整備するよう、市に提言を行いました。

30日は愛媛経済同友会の野本政孝、山口普両代表幹事らが松山市役所を訪れ、野志市長に提言書を手渡しました。

提言では市が取得を予定する車両基地の跡地に、Bリーグに所属する「愛媛オレンジバイキングス」の将来的なトップカテゴリー参入も見据え、その要件を満たした5千人以上が収容できるアリーナ整備を求めています。

市は跡地利用の基本構想で文化創造や賑わい交流、防災機能などを備えた「ホール」の整備を想定していますが、経済同友会は「アリーナは基本構想の機能を満たし、ホール以上の効果がある」と説明しました。

(愛媛経済同友会スポーツ振興委・正岡尚起委員長)
「松山市が想定している機能を損なうことなく様々な多様施設として利用が考えられ、経済の波及効果も大いに期待できる。全国、中四国レベルの試合、大会を誘致できれば地域への波及効果は大きく、重要な役割をもつ施設になる」

提言を受け、野志市長は具体的な回答を避けました。

(松山市・野志克仁市長)
「将来の松山市民にとってよい方向性っていうのをスピード感を持って、またしっかりと検討していきたい」

野志市長が考える「将来の市民にとってよい方向」とは?判断が注目されます。

© 株式会社あいテレビ