パドレス・ダルビッシュが戦列復帰へ あす1日のレッズ戦で先発

日本時間4月30日、パドレスのマイク・シルト監督は本拠地ペトコ・パークでのレッズ3連戦の初戦を落としたあと、あす日本時間5月1日に行われる第2戦にダルビッシュ有が先発予定であることを明らかにした。ダルビッシュは開幕投手を務めるなど、今季ここまで5試合に先発しているが、首の張りを訴えて日本時間4月18日に故障者リスト入り。最後の登板の翌日(日本時間4月16日)にさかのぼる形で故障者リスト入りが適用されており、最短の15日間で戦列復帰を果たすことになった。ニック・マルティネスとの投げ合いが予定されている。

現在37歳のダルビッシュは昨年2月にパドレスと6年1億800万ドルの長期契約を結んでおり、今季はその6年契約の2年目にあたる。ここまで5試合に先発して23回2/3を投げ、0勝1敗、防御率4.18、22奪三振を記録。直近4先発のうち3試合で5イニング以上を投げて3失点以下に抑えているが、打線との巡り合わせが悪く、まだ今季初勝利を挙げることができていない。昨季終了時点でメジャー通算103勝。NPBでの93勝と合わせて日米通算196勝をマークしており、200勝のマイルストーンまであと4勝に迫っている。

今季のパドレスはダルビッシュ、ジョー・マスグローブ、ディラン・シース、マイケル・キング、マット・ウォルドロンの5人で先発ローテーションを形成。ダルビッシュの故障離脱後はランディ・バスケスを代役として起用していたが、2度の先発で0勝1敗、防御率5.87に終わった。ここまではシースがエース級の活躍を見せており、ダルビッシュの復帰で再び先発5人がしっかり固まれば、ローテーションの安定感も増すはずだ。

日米通算200勝は過去に野茂英雄(日78勝+米123勝=合計201勝)と黒田博樹(日124勝+米79勝=合計203勝)の2人が達成。ダルビッシュがあと4勝を積み上げて200勝に到達すれば3人目の快挙ということになる。なお、ヤンキースで7年間プレーしたあと日本球界に復帰した田中将大も日米通算200勝のマイルストーンまであと3勝に迫っている(日119勝+米78勝=合計197勝)が、今季はまだ一軍での登板がなく、コンディション不良で実戦復帰の見込みも立っていない。順調にいけばダルビッシュが3人目の達成者ということになりそうだ。

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