旭日双光章、関係者が受章祝う 元JA夢みなみ専務の小室信一さん(福島県中島村)

花束を贈られ孫達に囲まれる小室さん夫妻(中央)

 2023(令和5)年秋の叙勲で旭日双光章を受章した元JA夢みなみ専務の小室信一さん(73)=福島県中島村=の受章祝賀会は4月29日、白河市のJA夢みなみセレモニープラザで開かれた。

 JA関係者ら約250人が出席した。祝賀会実行委員長の佐々木一成JA夢みなみ組合長があいさつ、同JAの丸山重一専務が小室さんの経歴を紹介した。鈴木和夫白河市長、玄葉光一郎衆院議員、加藤幸一中島村長らが祝辞を述べた。壇上の小室さんと光子夫人に、小室真翔さんら6人の孫とJA職員から、それぞれ花束が贈られた。記念品贈呈も行われた。

 小室さんが「受章の栄誉に恥じることなく、地域農業の発展に全力を注ぐ」と一層の精進を誓った。鏡開きを行い、小室辰雄中島村議会議長の発声で乾杯した。

 小室さんは2002(平成14)年に白河農協組合長に就任。経営健全化を進めたほか、東日本大震災では用水路破損を受け、大豆などへの転作を促した。風評払拭のため、陣頭に立ち、首都圏でのトップセールスを展開した。2016(平成28)年に3JAが合併して誕生したJA夢みなみで専務を6年間務め、2022年5月に退任した。

(県南版)

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