福島県郡山市長に受賞報告 元県言語聴覚士会長の長谷川賢一さん

品川市長(左から3人目)に受賞を報告した長谷川さん(同4人目)ら

 2023(令和5)年度の医療功労賞の中央(全国)表彰を受けた元福島県言語聴覚士会長の長谷川賢一さん(75)=郡山市、国際医療看護福祉大学校非常勤講師=は4月26日、市役所を訪れ品川萬里市長に受賞を報告した。

 長谷川さんは話す時に言葉がすらすら出てこない吃音(きつおん)、会話や読み書きが困難な状態になる失語症などの回復に向けた訓練や相談に長年、言語聴覚士として携わってきた。近年は発達障害の子どもの悩みが増えているが、言語聴覚士の育成が追い付いていない現状があると指摘。「不安に応えるため、積極的に研修などに参加したい」と意欲を見せた。

 品川市長は教育現場への浸透が重要との認識を示し、認知度向上に向けた取り組みを支援していくとした。阿久津由紀子会長らが同席した。

(郡山版)

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