宮野真守「僕は演じながらドキッとして」ミュージカル『ジョジョ』ラストは松下優也アイデアだった

4月28日放送の「宮野真守のRADIO SMILE」(文化放送)では、宮野真守さんはミュージカル「ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド」の印象的なラストシーンは、松下優也さんのアイデアだったことを明かし注目を集めました。

(画像は公式Xより)

■宮野真守、「ミュージカルジョジョ」は”体も喉も限界に近かった”

ミュージカル「ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド」では、主人公ジョナサン・ジョースター(ジョジョ)役を松下さんと有澤樟太郎さんがダブルキャストで演じました。

また、宮野さんはジョジョの宿敵ディオ・ブランドー役を演じました。

2月の東京公演から上演が始まった本作は4月の兵庫公演をもって大千秋楽を迎えました。

ディオを演じ終えた宮野さんは「最後の方はキツかったからね。体も喉も限界に近かった。本当に舞台度胸というか、舞台上で楽しんでもらうということでは、こっちが滅入ってたらしょうがないし、今できる状況で何を見せられるからっていう技術はドンドン上がってきてる気はする。どんなことが起こったとしてもそれは強くなったかな」と役者としてのスキルが向上したことを実感します。

続けて、宮野さんは「映像で何回も見返したけど、ジョジョの運動量の方がすごいし、やっぱり彼らの全力のジョジョが素晴らしいから、僕はそこに感動していたね。こんだけ体が効いてあんだけ歌って、さっき言ったけどシングルだからダブルとか関係なく、みんな全力で素晴らしかった」と苦楽を共にしたキャストを称えます。

■「ミュージカルジョジョ」ラストは松下優也アイデアだった

宮野さんは「最後のジョジョとディオが2人で歌って、後ろに消えていくのはキャスト陣で考えたり、優也と一緒に考えたりして」と共演者とアイデアを出し合い舞台を作り上げていきます。

続けて、宮野さんは「やっぱり演出っていう面では松下優也ってすごいなって思ったのが、最後はカチッと手を握ってディオを引き止めるみたいな。生きてやる消えようっていう意思を示すみたいな。カチッと手を繋いでそのまま後ろにはけていくってなかなか今まで見たことないよねって優也が言ってくれて、それは面白い画だなと思ったし、大人の男が2人で手を繋いで後ろに消えていく儚さって素敵だなって俺も思ったんだね」とジョジョ役の松下さんを絶賛。

また、宮野さんは「最初は手首を掴まれて、優也も帝劇の時は握り返してくれて、でも、兵庫の時は優也は手首を掴んだまま有無を言わせずっていうのに変わってて、それもきっと優也の中であったのかなと思うと、僕は演じながらドキッとして、かたや樟太郎はいきなり手を握ってくる時もあるし。本当に止めるっていう勢いで、そのまま手を掴んでで、たまに俺は指を2本だけ掴まれてる時がある。本当に感情のままにやってる樟太郎に感じるところがいっぱいあった」と2人のジョジョ役は演技のアプローチも違ったことを明かします。

宮野さんは「素敵なジョジョ2人、だからこそ僕も全力で応えないといけないなと思ったし、僕はシングルでやらせてもらったから色んなジョジョやツェペリが見られて幸せでしたね」と多彩なキャストとの共演を喜んだのでした。

今回の放送にはネット上で「ジョジョミュ。ラスト優也君と考えた演出やっぱり感動スゴイ良い。ってマモさんが言ってくれるのホント嬉しい」。「ジョジョミュ帝劇は松下優也くんも手握ってたよなー?と思ってたけど確証が無かったのでマモさんからお話聴けて良かった兵庫で手首掴んでそのまま連れて行くスタイルになった松下ジョナサンの心境の変化も考えるの面白い」。「ジョジョミュラスト、ガチで優也くん発想きっかけなんだ。話し合って作られたラストはほんと良かった」などのコメントが上がっています。

「ミュージカルジョジョ」ラストは松下さんのアイデアだったんですね。また、東京公演を経てジョジョ役の松下さんの手の握り方も変わっていったという話が面白いですね。

(文:かんだがわのぞみ/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)

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