「無理だろうな」ZONE元メンバーが再結成に意欲も…ファンが懸念する「不品行」で契約解除された“人気ボーカル”の存在

(写真:時事通信)

2000年代前半に人気を博した伝説のガールズバンド・ZONE。ドラムを担当していたMIZUHO(37)が、今年4月に芸能界復帰をしていたことが明らかになった。

ZONEは’01年に人気ドラマ『キッズ・ウォー3 〜ざけんなよ〜』(TBS系)の主題歌に起用された「secret base〜君がくれたもの〜」がヒットし、同年から3年連続で『NHK紅白歌合戦』に出場。MIZUHOは惜しまれながら’05年に脱退し、それに伴ってバンドは解散した。

4月30日に「ENCOUNT」でインタビュー記事が公開され、MIZUHOはバンド脱退後の歩みや現在の活動について語っている。これまでホテル勤務やワインバーのオープンを経て、今年4月に元メンバーのMAIKO(37)と同じ芸能事務所「44プロダクション」に所属したという。

MIZUHOは芸能活動を再開したことで、ZONEの再結成についても《皆さまが必要としてくだって、タイミングが合ったらぜひしたいです》と意欲を見せていた。彼女の前向きな思いに、ニュースのコメント欄ではファンから歓喜の声が。

《ZONEの復活とても楽しみです》
《LIVEとかやるなら再結成はいいよね 新しい音楽もありだけど過去のヒット曲も聴きたい》
《当時高校生で部活でLIVE行けなかったので、もしLIVEやるなら行きたいですね》

だがいっぽうでMIZUHOは、バンドにとって欠かせないボーカルのMIYU(35)とだけ連絡がとれていないことも告白。その上で、《再結成は別にして、とにかくMIYUに会いたいです》と願っていた。そうしたこともあり、バンドの再結成を不安視する声も上がっている。

《ZONEは名曲ばかりだけど復活できるのかなぁ…》
《MIYUは素行面で問題になっていたけど、元メンバーでさえ連絡取れないんじゃもう無理だろうなー》
《ボーカルの人素行悪くてクビじゃなかったけ?そんなんで再結成なんてできるんかな》

■当時ファンの間で様々な憶測が広まったMIYUの「不品行」や「業務不履行」

ファンが嘆くのも無理はないだろうーー。バンドは’11年8月にボーカルのMIYU、ベースのMAIKO、ギターのTOMOKA(37)の3人で再始動したが、同年10月にTOMOKAが体調不良を理由に芸能界を引退。以降はMIYUとMAIKOの2人体制となっていたが、’13年2月にMIYUが所属事務所から契約解除されたのだった。

翌月に予定されていたライブイベントの出演もキャンセルされ、MIYUのブログも閉鎖されることに。ただ一人残されたMAIKOは、同年4月にバンドの活動終了を公式サイトで報告していた。

MIYUの契約解除にあたっては、その理由が波紋を呼んだ。ZONEが所属していた事務所「ランタイムミュージックエンタテインメント」は当時、「急告」と題してこう報告していた。

「ZONEのメンバーMIYUこと長瀬実夕には、著しい不品行及び度々の業務不履行などの行為があり、これによりファンの皆様、関係各位に大変なご迷惑をお掛けし、弊社にも多大な損害を生じさせました。

弊社は、長瀬実夕に対し、指導・説得を繰り返して参りましたが、残念ながら改善は見られませんでした。そのため、弊社は、長瀬実夕との専属契約を続けていくことが困難であると判断し、長瀬実夕との専属契約を本日付けにて解除することとなりました」

だが、MIYUの「不品行」や「業務不履行」については詳細が明らかになっておらず、事務所が発表した厳しい言葉にファンの間では様々な憶測が広がっていた。当時を知る音楽関係者は、こう語る。

「一部スポーツ紙では、ライブやイベントの無断欠勤が報じられていました。事務所はMIYUさんと話し合いを重ねてきたそうですが、折り合いがつかなかったというのです。またMIYUさん本人とは連絡がとれない状況にあったようで、事務所は文書を郵送して契約解除を通知したと聞きました。

一部ではAV出演や薬物中毒といった噂もささやかれましたが、当時、ZONEの育成を担ってきたという男性が『週刊文春』の取材でそうした噂を否定していました。ただ、MIYUさんは精神面での体調不良もあったようで、ライブやイベントに出演できる状態にはなかったそうです」

MIYUはいったい、今どこにーー。貴重な青春時代をともに過ごしたMIZUHOたちと、再会し、“約束”を果たすことはできるのか。

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