バス運賃箱を手動で操り釣銭を着服疑い 12回計3千円、ドラレコで判明 40代運転士 神戸

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 神姫バス(姫路市)は30日、運行管理を受託する神戸市バスの落合営業所(神戸市須磨区)で運賃箱から約3千円を着服したとして、40代の男性運転士を懲戒解雇にしたと発表した。26日付。市交通局は兵庫県警須磨署に被害届を出した。

 市バスでは、お釣りが生じた際に運賃箱を手動操作して硬貨を払い出し、乗客に手渡している。同社によると、運転士は記録の残る昨年12月~今年4月の間、乗客のいない回送中に計12回払い出し操作を行った。聞き取りに対し着服を認め、「飲食代に使った」と話したという。

 市交通局は、車内のドライブレコーダーで確認できた被害金350円(2件分)について、同署に被害届を提出。他の営業所でも調査したが、不審な操作は見つからなかったという。(井沢泰斗)

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