円相場156円台、介入警戒続く 乱高下後も円売り根強く

 連休明け30日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=156円台後半を軸に神経質な値動きとなった。日本が祝日だった29日は海外市場で一時160円台まで円安が進んだが、政府・日銀が為替介入に踏み切ったとの見方から154円台まで急反発するなど乱高下。30日の東京市場でも介入警戒が続いた。一方で、日米の金利差を意識した円売りドル買いの動きも根強かった。

 午後5時現在は前週末比15銭円安ドル高の1ドル=156円85~87銭。ユーロは23銭円高ユーロ安の1ユーロ=167円90~94銭。取引時間中に1ドル=157円00銭まで円安が進む場面もあった。

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